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理学療法士、作業療法士、言語聴覚士

04セラピスト

在宅復帰に向けたリハビリを多職種で提供

当院リハビリテーション科には、37名(2024年4月現在)のセラピストが在籍しております。主に脳血管疾患や廃用症候群、運動器疾患等の患者さんに対してリハビリを提供しております。
当院は急性期から回復期、生活期(通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション)において、シームレスにリハビリに取り組める体制を整えており、患者さんやご利用者様が個々の目標に向けたリハビリに安心して取り組んで頂けるよう心がけています。
リハビリテーション科内には、年齢・性別など様々なスタッフがおり、コミュニケーションが活発に行われ、日々患者さんやご利用者様に適切なリハビリが提供できるよう、円滑なチーム医療に努めています。

科長 浅川冬馬


Job description

中央脳外のセラピストの業務の特徴

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脳血管疾患、運動器・廃用症候群をはじめ様々な患者さんに対して、
リハビリテーションを提供します

脳血管疾患リハビリは、整形疾患のリハビリと比較すると、その日その時に大きな変化をもたらすことが難しい場面も多くみられます。整形疾患では痛みがある中で「動く」にスポットを当てリハビリを行うことが多いですが、脳血管疾患では麻痺(まひ)がある中でいかに「うまく身体を使うことが出来るか」、安全な動作の習得を行うことが多くなります。

急性期から回復期、生活期(外来、入院、訪問、通所)の
リハビリを一貫して提供します。

一人の患者さんが発症し、治療を重ね、在宅に帰られ、さらには在宅後の生活まで支援ができることは、患者さんの人生に大きくかかわれることになるので、大きな責任と共にやりがいを感じます。また、長期にかかわることで人間関係が構築できるため、患者さんと一緒に目標に向かうことができます。

理学療法士(PT)の業務内容

  • 歩行練習では歩行補助具や歩行器、下肢装具を用いて患者さんの歩行獲得に向けたアプローチを実施しています。また、下肢装具や杖の選定なども行います。
  • 裸足歩行や階段昇降、屋外歩行などの応用歩行練習なども実施します。

作業療法士(OT)の業務内容

  • 上肢機能訓練を中心に、身体機能の改善を図ります。
  • ADL(日常生活動作)やIADL(手段的日常生活動作)、具体的には食事動作や家事動作、買い物、車の運転や趣味やスポーツの復帰といった実生活に即したリハビリテーションを行います。
  • また、認知症や高次脳機能障害のリハビリテーションを行います。

言語聴覚士(ST)の業務内容

  • 高次脳機能障害、摂食・嚥下障害、構音障害領域に対してのリハビリを提供します。
  • 摂食・嚥下障害の患者さんに対し、VF(嚥下造営検査)を用いた評価を行います。

Fulfillment

中央脳外セラピストとしてのやりがい

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  • 急性期~回復期~生活期(医療・介護)まで、幅広い病期のリハビリテーションに関わり、経験することができる。
  • リハビリテーションを通じて患者さんと一緒に目標を目指し、到達することができる。
  • 退院される際に「ありがとう」と感謝の言葉を頂いたとき。
  • リハビリテーションを続け、退院時に患者さんとそのご家族が笑顔で再会している場面を見ることができたとき。
  • 通所リハビリテーションにて、退院後も継続的な支援が行えること。
  • 失語症などによりコミュニケーションが障害された患者さんと意思疎通がとれたとき。

Education

中央脳外新人セラピスト1年目のスケジュール

当院では、入職後おおよそ 半年~2年以内に新⼈職員が到達することが望ましいと考えられる 目標を、「必要に応じて指導を求め、基礎的(ベーシック)治療を実践できるレベル」とし、一人ひとりの能力に合わせた指導・教育を行っております。

1~2カ月 見習い期 接遇、組織体系の把握、患者評価、治療体験
3~4カ月 成熟期 患者評価、治療体験
5~6カ月 自立期 治療体験、勉強会など

第1期1~2ヶ月
見習い期
第2期3~4ヶ月
成熟期
第3期5~6ヶ月
自立期 ※最長2年間
第1期1~2ヶ月
見習い期

患者への接遇と礼節

  • インフォメーション・テクニック
  • 患者、家族へのインフォームドコンセント

組織体系の把握

  • 事務部・診療部・技術部との関わり
  • 急性期病棟業務
  • 回復期リハビリテーション病棟業務

リハビリテーション基本姿勢

  • 施設基準
  • 急性期→回復期への一貫した医療
第2期3~4ヶ月
成熟期

患者評価

  • 脳血管疾患患者の評価
  • 整形疾患患者の評価
  • 神経・筋疾患患者の評価
  • 脊髄損傷患者の評価
  • 高次脳機能障害患者の評価
  • ADL評価
第3期5~6ヶ月
自立期 ※最長2年間

治療経験

  • 脳血管疾患患者を担当
  • 整形疾患患者を担当
  • 神経・筋疾患患者を担当

勉強会

  • 症例検討会
  • 文献抄読
  • 学会発表準備

Data

患者データ

  • 入院患者・男女比

    男性56% 女性44%
  • 入院患者・年齢

    20代1% 30代1% 40代10% 50代11% 60代20% 70代33% 80代43%
  • 疾患別リハビリ対象者

    脳梗塞57% 脳出血25% クモ膜下出血6% 廃用症候群10% その他2%
  • 回復期リハビリテーション病棟
    ・実績

    基準 当院実績
    重症者の割合(R5年度平均) 40% 48.6%
    重症者改善率(R5年度平均) 30% 55.9%
    実績指数※ (R5年度平均) 40 44.6
    在宅復帰率 (R5年度平均) 70% 82.2%
    平均在院日数(R5年) - 86.8日
    自宅(居住型含む)74% 治療転院11% 老健8% 急性期病棟5% 療養転院2%

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