理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
在宅復帰に向けたリハビリを多職種で提供
当院リハビリテーション科には、37名(2024年4月現在)のセラピストが在籍しております。主に脳血管疾患や廃用症候群、運動器疾患等の患者さんに対してリハビリを提供しております。
当院は急性期から回復期、生活期(通所リハビリテーション、訪問リハビリテーション)において、シームレスにリハビリに取り組める体制を整えており、患者さんやご利用者様が個々の目標に向けたリハビリに安心して取り組んで頂けるよう心がけています。
リハビリテーション科内には、年齢・性別など様々なスタッフがおり、コミュニケーションが活発に行われ、日々患者さんやご利用者様に適切なリハビリが提供できるよう、円滑なチーム医療に努めています。
科長 浅川冬馬
脳血管疾患リハビリは、整形疾患のリハビリと比較すると、その日その時に大きな変化をもたらすことが難しい場面も多くみられます。整形疾患では痛みがある中で「動く」にスポットを当てリハビリを行うことが多いですが、脳血管疾患では麻痺(まひ)がある中でいかに「うまく身体を使うことが出来るか」、安全な動作の習得を行うことが多くなります。
一人の患者さんが発症し、治療を重ね、在宅に帰られ、さらには在宅後の生活まで支援ができることは、患者さんの人生に大きくかかわれることになるので、大きな責任と共にやりがいを感じます。また、長期にかかわることで人間関係が構築できるため、患者さんと一緒に目標に向かうことができます。
当院では、入職後おおよそ 半年~2年以内に新⼈職員が到達することが望ましいと考えられる 目標を、「必要に応じて指導を求め、基礎的(ベーシック)治療を実践できるレベル」とし、一人ひとりの能力に合わせた指導・教育を行っております。
1~2カ月 見習い期 接遇、組織体系の把握、患者評価、治療体験
3~4カ月 成熟期 患者評価、治療体験
5~6カ月 自立期 治療体験、勉強会など
第1期1~2ヶ月 見習い期 |
第2期3~4ヶ月 成熟期 |
第3期5~6ヶ月 自立期 ※最長2年間 |
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第1期1~2ヶ月 見習い期 |
患者への接遇と礼節
組織体系の把握
リハビリテーション基本姿勢
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第2期3~4ヶ月 成熟期 |
患者評価
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第3期5~6ヶ月 自立期 ※最長2年間 |
治療経験
勉強会
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基準 | 当院実績 | |
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重症者の割合(R5年度平均) | 40% | 48.6% |
重症者改善率(R5年度平均) | 30% | 55.9% |
実績指数※ (R5年度平均) | 40 | 44.6 |
在宅復帰率 (R5年度平均) | 70% | 82.2% |
平均在院日数(R5年) | - | 86.8日 |